スマホから自宅PCにSSHして作業する環境を整備した
はじめに
私は普段Claude Codeを使って開発をしています。
最近はクラウド環境でClaude Codeを実行できるようになり、これはとても便利なのですが、権限周りに少しクセがあったり、自前の環境を使いたくなったりすることもあって、まだまだ自宅PC上でClaude Codeを利用する機会が多いです。
また、Claude Code Remote Controlの機能を使うと、実行中のセッションをスマホアプリから簡単に確認・操作できます。これによりスマホからでも手軽に開発を進められますが、そもそものセッションの起動・管理や、自宅PCでの細かい作業は結局PCの前で行う必要がありました。
そこで今回、スマホから自宅PCにSSH接続できる環境を整備してみました。
今回のポイントは以下です。
外出先からも安全にSSHできる:セキュリティ上、自宅ルーターのポート開放はしたくないのでVPNを活用します。
Tailscale、Termiusで実現
PCの直接操作とスマホからの操作で、相互に作業を引き継げる:自宅にいるときはPCを直接操作するので、どこからアクセスしても作業をシームレスに引き継げるのが理想です。
herdr(ターミナルマルチプレクサ)で実現
構成情報
完成図
利用ツール
ツール名
概要
料金
Tailscale
WireGuardベースのメッシュVPN。端末同士をP2Pでつなぐので、ルーターのポート開放なしで外から自宅PCにアクセスできる
無料(Personalプラン:非商用・6ユーザーまで)
Termius
iOS / Androidで使えるSSHクライアント。スマホからのSSH接続に利用
無料(Starterプラン)
有料のProは $10/月(年払い)
herdr
コーディングエージェント向けのターミナルマルチプレクサ。セッションをバックグラウンドで維持し、どの端末からでもdetach / attachできる
無料(OSS)
Claude Code
コーディングエージェント。Remote Control機能でスマホのClaudeアプリからセッションを操作できる
Pro以上のプランが必要
Pro:$20/月(年払いなら $17/月)、Max:$100/月〜
※ 料金は2026年11月時点のものです。
herdrについて補足
herdrはコーディングエージェント向けのターミナルマルチプレクサです。そもそもターミナルマルチプレクサとは、1つのターミナル画面の中で複数の仮想的な端末セッションやウィンドウ、画面分割(ペイン)を同時に管理・操作できるソフトのことです。セッションの永続化と共有が可能なので、SSH接続が途中で切れてもセッションは残り続けて作業が止まることはなく、既存のセッションにアタッチすれば作業を継続できます。
ターミナルマルチプレクサとしてはtmuxが有名で、私も以前は利用していたのですが、herdrを試してみたところ使い勝手が良かったので、今はこちらに移行しています。
herdrについてはこちらの記事が詳しいです。
zenn.dev
個人的には、GUI操作がしやすい点と、herdr自体をCLIから操作でき、公式スキルを入れておくとコーディングエージェントがペインを分けるなどの操作をしながら作業してくれる点が気に入っています。
構築手順
スマホから自宅PCへのSSH接続
SSH接続の部分については、以下の記事に今回と同様の構成がまとめられていたので、そちらを紹介して本記事では割愛します。
zenn.dev
herdrのインストールと接続
自宅PCにインストール
Linuxの場合、インストールは以下のコマンドで行います。
curl -fsSL releases.herdr.dev | sh
以下のコマンドで起動できます。
herdr
herdrを起動すると、ターミナルは以下のようになります。左側に、開いているスペースの一覧とエージェントの状態が表示されます。
スマホ上でherdrにアタッチする
スマホからherdrにアタッチするには、TermiusでSSH接続した状態で、同じくherdrコマンドを実行するだけです。
スマホ上では以下のように表示されます。縦長ですが、PCで見たレイアウトがそのまま表示されています。小さいので少し操作しづらいですが、タップでスペースの切り替えやタブの追加なども可能です。
キーボードを出すとこんな感じです。
画面は拡大・縮小でき、拡大すると以下のような表示に変わります。先ほど左側にあったスペース一覧などが消え、上部に移動しています。この「switch」をタップするとスペースを切り替えられます。
まとめ
Tailscale、Termius、herdrを使って、スマホから自宅PCにSSHして作業する環境を整備してみました。
herdrのおかげで、どの端末から操作しているかを気にすることなく作業を継続できるのでとても便利です。
ただ、やはりスマホの小さい画面と打ちにくいキーボードだけで複雑なコマンド操作をするのは厳しいと感じました。Claude CodeをTermius上で操作するのも少し使いづらいので、今のところTermiusでの作業はClaude Codeのセッション管理など必要最小限にとどめ、それ以外はClaudeアプリからRemote ControlでClaude Codeを操作する形にしています。
با بستن ترمینال، کار Coding Agent متوقف نمیشه! 🤖
Herdr ابزاری متنباز برای مدیریت همزمان Agentهایی مثل Claude Code، Codex و OpenCode در محیطهای جداست؛ حتی میتونی از طریق SSH روی چند ماشین مدیریتشون کنی.
herdrdev/herdr
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Herdr のデスクトップアプリ:TUI との違いと、mod で AI のかんばんを作るまで
AI のコーディングエージェントを何体も走らせる道具 herdr に、窓のあるデスクトップアプリ(Herdr app)が出ました。
ターミナル版(TUI)で覚えた使い方は、アプリでもほぼそのまま通じます。アプリの売りは、画面の部品(mod)まで AI に頼んで作り変えられることです。
この記事は、TUI との違いと、mod で「AI の担当が工程ごとに並ぶかんばん」を作った結果を短くまとめます。動きは動画で確かめてください。
!
この記事の内容は動画でも解説しています。下は「アプリでも、同じように飼える」の回です。返事待ちの1体を開いて答えたら、すぐ次の許可でまた止まる。その流れを 4:29 から見られます(約9分)。
アプリでも、飼い方は TUI とほぼ同じ
Herdr app は macOS(Apple silicon)・Linux・Windows で動く無料のアプリで、Apache 2.0 のオープンソースです。入れ方は 公式のダウンロードページ にあります。
窓の見方は3か所だけです。
左上の Spaces: 作業のまとまり(ふつうはリポジトリ1つ)。TUI のワークスペースにあたります
左下の Agents 欄: 走っている AI が、作業中・返事待ち・終わった、の組に分かれて並びます
右の タブ: AI が動く画面です。タブの「+」から Claude Code や Codex を起こします
公式によると、窓を閉じても AI は裏の herdr-core で動き続けます(マシンの再起動では止まります)。
返事待ちは、Agents 欄の赤い印で分かる
3体に別々の仕事を頼み、1体が「消していい?」と許可を待って止まったときの Agents 欄です。
① Needs you(返事待ち)の組と、② 行の右の赤い「!」を見ます
見に行くのはこの1体だけです。行を開いて答えれば続きます。後回しにして別のタブを見に戻っても、Needs you と赤い「!」は答えるまで残っていました。
Agents 欄に出るのは、AI の側が OSC 7501 という仕組みで状態を知らせてくる場合です。出ないときは、公式 FAQ のとおり AI を最新に更新し、Herdr の中の tmux ではなくペインで直接動かしているかを確かめます。
TUI とは群れが別々
いちばん大きな違いはここです。公式の説明は次のとおりです。
They don't share agents, so what runs in one doesn't show up in the other.
(エージェントを共有しないので、片方で動かしたものはもう片方に出ない)
TUI はそのまま使えて、併用もできます。
操作の入口は、公式の説明では次のように置き換わります。
TUI
アプリ
デタッチ(prefix → q)
窓を閉じる
ワークスペース・タブ
スペース・タブ
herdr worktree create
メニューの New worktree
herdr machine add
Add machine
キーと設定
ようこその案内にある移行の1行(コマンドパレットの Show the welcome again で開き直せる)
herdr pane split・read
hc run・hc read
AI が AI に頼んで、返事を受け取る
hc は herdr-core に付いてくるコマンドです。hc run で別のタブに AI を起こし、hc send で別のタブに文を打ち込んで Enter を押します。
親の Claude Code に「議事録を別の子に要約させて」と頼むと、親が自分で hc run を打って子を起こしました。hc send の宛先は、t7 のような番号か名前です。親に名前を付けて起こしておき、子への頼みに「終わったら hc send <親の名前> で返して」と書きました。子の要約は親の入力欄に届き、親はそれを使って答えました。
試した版は Herdr app 0.1.9・herdr-core(hc)0.1.14・Claude Code 2.1.314(2026-10-30)です。
mod で、アプリの画面そのものを足す
公式トップの言葉は "Made for your agents. Remade by them." です。エージェントのために作られ、エージェントが作り変える。その単位が mod です。
置き場は ~/.config/herdr-app/mods/<名前>/ のフォルダ1つ。中身は描く中身の main.js と、出す場所を書いた mod.json です
保存すると、アプリを開いたまま画面が変わります
書き間違えた版を保存しても前の版が動き続け、理由は herdr-app status に出ます。保存の前なら herdr-app check でフォルダを確かめられます
頼み方の型は公式ガイドにあります。アプリが置く AI 向けの説明書を先に読ませてから、欲しい画面を1文で頼みます。
Read ~/.config/herdr-app/AGENTS.md
既製品も1行で入ります。公式の Pasture は、エージェントを草原の羊で見せるレイアウトです。
Read ~/.config/herdr-app/AGENTS.md, then add this layout: herdr.dev/layouts/herdrdev/pasture
ほかの画面づくりと違うのは「herdr の口」
mod は、ただの画面ではありません。herdr の状態を読めて、herdr を動かせます。
読む: agents() で、各 AI が作業中・入力待ち・完了・待機のどれかがライブで届きます。spaces() などで、どこにどの AI がいるかも分かります
動かす: run() で、タブを開く・分割する・切り替える。キー操作と同じ命令です
つなぐ: herdr-core の命令をそのまま呼べるので、別のタブの AI へ hc send で話しかけられます
頼んで作ったかんばん
この口を使う形で、Claude Code に「AI の工程のかんばん」を頼みました。列は 未着手 → デザイン → デザインレビュー → 実装とテスト → レビュー → 完了 の6つです。担当は工程ごとに違い、実装とテストだけ agy(Google の Antigravity CLI)、ほかの工程は Claude Code です。
最初の長めの1文でできたのは骨組みまでです。詳細のポップアップ、工程と担当の設定ファイルと「担当を起動」ボタン、タスクを足す入力欄、承認待ちのカードを赤くする表示は、1つずつ頼んで足しました。
動きはこうなりました。
「担当を起動」を押すと、工程の名前のタブで担当が4体起きる
入力欄にタスクを1行打つと、かんばんが hc send でデザインの担当へ「始めて」と送る
担当は終わると自分で hc send を打ち、次の担当に知らせる。かんばんは様子を見せるだけ
デザインレビューの後だけ止まり、カードが赤くなる
赤いカードが承認待ちの印です。下の「完了」は、デザインレビューの担当が作業を終えたという意味です
人がするのは、agy のタブに「T1 進めて」と打つことだけです。agy が実装し、hc send で Claude Code のレビューへ渡して、カードは完了の列へ進みました。承認のボタンや通知はありません。承認は担当へのメッセージで、赤いカードはかんばんの中の表示です。
AI が書く mod は、頼むたびに違う物になることがあります。作ってもらった物は、画面で動きを確かめてから使ってください。
試した版は Herdr app 0.1.10・herdr-core(hc)0.1.15(2026-10-31)です。mod を作らせたのは Claude Code 2.1.316(Sonnet)、担当は Claude Code(Haiku)と agy 1.4.12 です。
公開したかんばん
このかんばんは zun-tools/herdr-kanban で公開しています。設定と手順書(roles.md)の書き方は README にあるので、自分の仕事に合わせて書き換えてください。
!
かんばんを1文の骨組みから育て、担当どうしの知らせで流すところは、この回で見られます。
人の mod は、読んでから入れる
公式の注意では、mod は信頼されたコードとして動き、プログラムの実行や通信に1回ずつの確認の画面はありません。公式は「入れる前に読み、自分で実行するシェルスクリプトと同じに扱う」よう勧めています。
自分で作った mod は配れます。AI に RECIPE.md(空のフォルダから作り直せる説明書)を書かせ、公開リポジトリに topic herdr-mod を付けて push します。公式サイトによると、これで Community の一覧に載ります。
まとめ
Herdr app でも、見るのは Agents 欄の Needs you と赤い「!」だけ。TUI とは群れが別々で、併用できます
hc run で AI が AI を起こし、hc send で返事を受け取れます
mod は ~/.config/herdr-app/mods/ の JS で、保存すると画面が変わります。AGENTS.md を読ませてから1文で頼みます
mod は herdr の口(状態を読む・タブを開く・hc send)を持つので、AI の担当が知らせ合うかんばんまで作れました。人が出すのは承認の一言です
動画で見たい方はこちら → youtu.be (返事待ちの1体を見つけて答える場面から)
各回の動画
アプリでも、同じように飼える(入れ方・Needs you・TUI との違い)
欲しい画面は、頼むだけで作れる(mod・かんばん)
参考リンク
公式サイト: herdr.dev
ダウンロード: herdr.dev
頼み方のガイド: herdr.dev
mod の仕組み: github.com/herdrdev/herdr-app/blob/master/docs/mo…
mod の安全: github.com/herdrdev/herdr-app/blob/master/docs/se…
変更履歴: github.com/herdrdev/herdr-app/blob/master/CHANGEL…
hc のコマンド: github.com/herdrdev/herdr-core/blob/master/docs/c…
共有の一覧: herdr.dev ・ herdr.dev
Antigravity CLI: antigravity.google
公開したかんばん: zun-tools/herdr-kanban
Herdr native app is very cool. I use my AI agents mostly via the terminal and now this thing offers a sleek, highly customizable UX around them. herdrdev/herdr-app
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Herdr has released native app herdrdev/herdr-app
comments #github.com
Windows + WSL2にHerdr Appをセットアップする
はじめに
Herdr Appは、ターミナルやコーディングエージェントをまとめて扱えるデスクトップアプリです。今回はWindowsにアプリを入れ、SSH経由でWSL2(Ubuntu)上の開発環境を使います。
1. WSL2を準備する
WSL2、Ubuntu、SSH、開発用CLIのセットアップは、次のOrca記事と同じです。手順はそちらを参照してください。Orca本体のインストールと接続設定は不要です。
zenn.dev
WindowsからUbuntuへSSH接続できる状態まで準備し、公開鍵認証も設定しておきます。
!
今回の環境では、Herdr AppからのSSH接続はパスワード認証ではうまくいかず、公開鍵認証を使う必要がありました。リンク先の「公開鍵認証で接続する」まで設定してください。
2. WindowsにHerdr Appをインストールする
WindowsのPowerShellで、公式のインストールコマンドを実行します(Windows x64向け)。
irm releases.herdr.dev | iex
インストール後、スタートメニューからHerdrを起動します。
3. WSL2へ接続する
Windows側の C:\Users<Windowsのユーザー名>.ssh\config に接続先を追加します。既存の設定がある場合は末尾へ追記してください。
Host wsl
HostName localhost
User <Ubuntuのユーザー名>
Port 22
IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519_orca_wsl
IdentitiesOnly yes
IdentityFileには、Orca記事で作成したWindows側の秘密鍵を指定しています。別の鍵を使う場合は変更してください。
PowerShellで接続を確認します。
ssh wsl
Ubuntuへ接続できたら exit で戻ります。
接続先でターミナルを動かすため、Ubuntu側にも herdr-core が必要です。Ubuntuのターミナルで、公式のインストールコマンドを実行します。
curl -fsSL releases.herdr.dev | sh
インストーラーからPATHの追加を案内された場合は反映してください。
Herdr Appの Settings → Machines またはサイドバーの Add machine から、SSHの接続先 wsl を追加します。SSH設定からのホスト選択に対応しています。詳しくは公式READMEの接続手順を参照してください。
4. Ubuntu上でエージェントを起動する
追加した wsl のスペースを開き、ターミナルで作業ディレクトリへ移動します。
cd ~/projects/<リポジトリ名>
uname -a
Linuxの情報が表示されることを確認し、インストール済みのエージェントを起動します。例えばClaude Codeなら次のとおりです。
claude
これで、WindowsのHerdr AppからUbuntu上のプロジェクトを操作できます。
スペース・タブ・ペインの基本操作は公式README、エージェントを使った設定変更の例は公式ガイドを参照してください。操作コマンドとショートカットは Ctrl+Shift+P のコマンドパレットで確認できます。
補足:Windowsのブラウザーを開く
WSL側のCLIからWindowsの既定ブラウザーを開くには、wslviewを使います。Ubuntuでインストールします。
sudo apt update
sudo apt install -y wslu
Ubuntuの ~/.bashrc に次を追記します。
export BROWSER=wslview
Herdr Appで開いたUbuntuのターミナルで設定を反映し、ブラウザーが開くことを確認してください。
source ~/.bashrc
"$BROWSER" example.com
BROWSER を参照するCLIは、この設定でWindowsのブラウザーを利用できます。起動済みのCLIには設定が反映されないため、設定後に起動し直してください。
補足:日本語のフォント幅
日本語の表示では、フォント幅がおかしく見える箇所があります。
日本語の文字間隔が不自然に広がっている例
次の投稿では、JetBrains Monoと日本語を統合したフォント UDEV Gothic を使うと表示が落ち着いたと報告されています。フォントのフォールバック時の文字幅計算に問題がある可能性も挙げられていますが、原因は推測です。日本語の表示が崩れる場合は、UDEV Gothicへの変更を試してみてください。本記事の環境での改善効果は未確認です。
x.com
Herdr has released native app
View Article | Discussion + AI Summary
Summary of HN discussion 🧵👇
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This new GUI looks awesome, however it's not clear how to do the agent integration? With the TUI I installed the skill via `npx skills add herdrdev/herdr --skill herdr` and the agent knew what I was talking about when I said herdr, now I have to tell the agent 'Read `herdr-app --skill` and ...' - seems like extra steps?
Herdr has released native app herdrdev/herdr-app (news.ycombinator.com)
ohhhh a herdr native app you say? herdrdev/herdr-app
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スマホから自宅PCにSSHして作業する環境を整備した はじめに 私は普段Claude Codeを使って開発をしています。 最近はクラウド環境でClaude Codeを実行できるようになり、これはとても便利なのですが、権限周りに少しクセがあったり、自前の環境を使いたくなったりすることもあって、まだまだ自宅PC上でClaude Codeを利用する機会が多いです。 また、Claude Code Remote Controlの機能を使うと、実行中のセッションをスマホアプリから簡単に確認・操作できます。これによりスマホからでも手軽に開発を進められますが、そもそものセッションの起動・管理や、自宅PCでの細かい作業は結局PCの前で行う必要がありました。 そこで今回、スマホから自宅PCにSSH接続できる環境を整備してみました。 今回のポイントは以下です。 外出先からも安全にSSHできる:セキュリティ上、自宅ルーターのポート開放はしたくないのでVPNを活用します。 Tailscale、Termiusで実現 PCの直接操作とスマホからの操作で、相互に作業を引き継げる:自宅にいるときはPCを直接操作するので、どこからアクセスしても作業をシームレスに引き継げるのが理想です。 herdr(ターミナルマルチプレクサ)で実現 構成情報 完成図 利用ツール ツール名 概要 料金 Tailscale WireGuardベースのメッシュVPN。端末同士をP2Pでつなぐので、ルーターのポート開放なしで外から自宅PCにアクセスできる 無料(Personalプラン:非商用・6ユーザーまで) Termius iOS / Androidで使えるSSHクライアント。スマホからのSSH接続に利用 無料(Starterプラン) 有料のProは $10/月(年払い) herdr コーディングエージェント向けのターミナルマルチプレクサ。セッションをバックグラウンドで維持し、どの端末からでもdetach / attachできる 無料(OSS) Claude Code コーディングエージェント。Remote Control機能でスマホのClaudeアプリからセッションを操作できる Pro以上のプランが必要 Pro:$20/月(年払いなら $17/月)、Max:$100/月〜 ※ 料金は2026年11月時点のものです。 herdrについて補足 herdrはコーディングエージェント向けのターミナルマルチプレクサです。そもそもターミナルマルチプレクサとは、1つのターミナル画面の中で複数の仮想的な端末セッションやウィンドウ、画面分割(ペイン)を同時に管理・操作できるソフトのことです。セッションの永続化と共有が可能なので、SSH接続が途中で切れてもセッションは残り続けて作業が止まることはなく、既存のセッションにアタッチすれば作業を継続できます。 ターミナルマルチプレクサとしてはtmuxが有名で、私も以前は利用していたのですが、herdrを試してみたところ使い勝手が良かったので、今はこちらに移行しています。 herdrについてはこちらの記事が詳しいです。 zenn.dev 個人的には、GUI操作がしやすい点と、herdr自体をCLIから操作でき、公式スキルを入れておくとコーディングエージェントがペインを分けるなどの操作をしながら作業してくれる点が気に入っています。 構築手順 スマホから自宅PCへのSSH接続 SSH接続の部分については、以下の記事に今回と同様の構成がまとめられていたので、そちらを紹介して本記事では割愛します。 zenn.dev herdrのインストールと接続 自宅PCにインストール Linuxの場合、インストールは以下のコマンドで行います。 curl -fsSL releases.herdr.dev | sh 以下のコマンドで起動できます。 herdr herdrを起動すると、ターミナルは以下のようになります。左側に、開いているスペースの一覧とエージェントの状態が表示されます。 スマホ上でherdrにアタッチする スマホからherdrにアタッチするには、TermiusでSSH接続した状態で、同じくherdrコマンドを実行するだけです。 スマホ上では以下のように表示されます。縦長ですが、PCで見たレイアウトがそのまま表示されています。小さいので少し操作しづらいですが、タップでスペースの切り替えやタブの追加なども可能です。 キーボードを出すとこんな感じです。 画面は拡大・縮小でき、拡大すると以下のような表示に変わります。先ほど左側にあったスペース一覧などが消え、上部に移動しています。この「switch」をタップするとスペースを切り替えられます。 まとめ Tailscale、Termius、herdrを使って、スマホから自宅PCにSSHして作業する環境を整備してみました。 herdrのおかげで、どの端末から操作しているかを気にすることなく作業を継続できるのでとても便利です。 ただ、やはりスマホの小さい画面と打ちにくいキーボードだけで複雑なコマンド操作をするのは厳しいと感じました。Claude CodeをTermius上で操作するのも少し使いづらいので、今のところTermiusでの作業はClaude Codeのセッション管理など必要最小限にとどめ、それ以外はClaudeアプリからRemote ControlでClaude Codeを操作する形にしています。
با بستن ترمینال، کار Coding Agent متوقف نمیشه! 🤖 Herdr ابزاری متنباز برای مدیریت همزمان Agentهایی مثل Claude Code، Codex و OpenCode در محیطهای جداست؛ حتی میتونی از طریق SSH روی چند ماشین مدیریتشون کنی. herdrdev/herdr
Herdr のデスクトップアプリ:TUI との違いと、mod で AI のかんばんを作るまで AI のコーディングエージェントを何体も走らせる道具 herdr に、窓のあるデスクトップアプリ(Herdr app)が出ました。 ターミナル版(TUI)で覚えた使い方は、アプリでもほぼそのまま通じます。アプリの売りは、画面の部品(mod)まで AI に頼んで作り変えられることです。 この記事は、TUI との違いと、mod で「AI の担当が工程ごとに並ぶかんばん」を作った結果を短くまとめます。動きは動画で確かめてください。 ! この記事の内容は動画でも解説しています。下は「アプリでも、同じように飼える」の回です。返事待ちの1体を開いて答えたら、すぐ次の許可でまた止まる。その流れを 4:29 から見られます(約9分)。 アプリでも、飼い方は TUI とほぼ同じ Herdr app は macOS(Apple silicon)・Linux・Windows で動く無料のアプリで、Apache 2.0 のオープンソースです。入れ方は 公式のダウンロードページ にあります。 窓の見方は3か所だけです。 左上の Spaces: 作業のまとまり(ふつうはリポジトリ1つ)。TUI のワークスペースにあたります 左下の Agents 欄: 走っている AI が、作業中・返事待ち・終わった、の組に分かれて並びます 右の タブ: AI が動く画面です。タブの「+」から Claude Code や Codex を起こします 公式によると、窓を閉じても AI は裏の herdr-core で動き続けます(マシンの再起動では止まります)。 返事待ちは、Agents 欄の赤い印で分かる 3体に別々の仕事を頼み、1体が「消していい?」と許可を待って止まったときの Agents 欄です。 ① Needs you(返事待ち)の組と、② 行の右の赤い「!」を見ます 見に行くのはこの1体だけです。行を開いて答えれば続きます。後回しにして別のタブを見に戻っても、Needs you と赤い「!」は答えるまで残っていました。 Agents 欄に出るのは、AI の側が OSC 7501 という仕組みで状態を知らせてくる場合です。出ないときは、公式 FAQ のとおり AI を最新に更新し、Herdr の中の tmux ではなくペインで直接動かしているかを確かめます。 TUI とは群れが別々 いちばん大きな違いはここです。公式の説明は次のとおりです。 They don't share agents, so what runs in one doesn't show up in the other. (エージェントを共有しないので、片方で動かしたものはもう片方に出ない) TUI はそのまま使えて、併用もできます。 操作の入口は、公式の説明では次のように置き換わります。 TUI アプリ デタッチ(prefix → q) 窓を閉じる ワークスペース・タブ スペース・タブ herdr worktree create メニューの New worktree herdr machine add Add machine キーと設定 ようこその案内にある移行の1行(コマンドパレットの Show the welcome again で開き直せる) herdr pane split・read hc run・hc read AI が AI に頼んで、返事を受け取る hc は herdr-core に付いてくるコマンドです。hc run で別のタブに AI を起こし、hc send で別のタブに文を打ち込んで Enter を押します。 親の Claude Code に「議事録を別の子に要約させて」と頼むと、親が自分で hc run を打って子を起こしました。hc send の宛先は、t7 のような番号か名前です。親に名前を付けて起こしておき、子への頼みに「終わったら hc send <親の名前> で返して」と書きました。子の要約は親の入力欄に届き、親はそれを使って答えました。 試した版は Herdr app 0.1.9・herdr-core(hc)0.1.14・Claude Code 2.1.314(2026-10-30)です。 mod で、アプリの画面そのものを足す 公式トップの言葉は "Made for your agents. Remade by them." です。エージェントのために作られ、エージェントが作り変える。その単位が mod です。 置き場は ~/.config/herdr-app/mods/<名前>/ のフォルダ1つ。中身は描く中身の main.js と、出す場所を書いた mod.json です 保存すると、アプリを開いたまま画面が変わります 書き間違えた版を保存しても前の版が動き続け、理由は herdr-app status に出ます。保存の前なら herdr-app check でフォルダを確かめられます 頼み方の型は公式ガイドにあります。アプリが置く AI 向けの説明書を先に読ませてから、欲しい画面を1文で頼みます。 Read ~/.config/herdr-app/AGENTS.md 既製品も1行で入ります。公式の Pasture は、エージェントを草原の羊で見せるレイアウトです。 Read ~/.config/herdr-app/AGENTS.md, then add this layout: herdr.dev/layouts/herdrdev/pasture ほかの画面づくりと違うのは「herdr の口」 mod は、ただの画面ではありません。herdr の状態を読めて、herdr を動かせます。 読む: agents() で、各 AI が作業中・入力待ち・完了・待機のどれかがライブで届きます。spaces() などで、どこにどの AI がいるかも分かります 動かす: run() で、タブを開く・分割する・切り替える。キー操作と同じ命令です つなぐ: herdr-core の命令をそのまま呼べるので、別のタブの AI へ hc send で話しかけられます 頼んで作ったかんばん この口を使う形で、Claude Code に「AI の工程のかんばん」を頼みました。列は 未着手 → デザイン → デザインレビュー → 実装とテスト → レビュー → 完了 の6つです。担当は工程ごとに違い、実装とテストだけ agy(Google の Antigravity CLI)、ほかの工程は Claude Code です。 最初の長めの1文でできたのは骨組みまでです。詳細のポップアップ、工程と担当の設定ファイルと「担当を起動」ボタン、タスクを足す入力欄、承認待ちのカードを赤くする表示は、1つずつ頼んで足しました。 動きはこうなりました。 「担当を起動」を押すと、工程の名前のタブで担当が4体起きる 入力欄にタスクを1行打つと、かんばんが hc send でデザインの担当へ「始めて」と送る 担当は終わると自分で hc send を打ち、次の担当に知らせる。かんばんは様子を見せるだけ デザインレビューの後だけ止まり、カードが赤くなる 赤いカードが承認待ちの印です。下の「完了」は、デザインレビューの担当が作業を終えたという意味です 人がするのは、agy のタブに「T1 進めて」と打つことだけです。agy が実装し、hc send で Claude Code のレビューへ渡して、カードは完了の列へ進みました。承認のボタンや通知はありません。承認は担当へのメッセージで、赤いカードはかんばんの中の表示です。 AI が書く mod は、頼むたびに違う物になることがあります。作ってもらった物は、画面で動きを確かめてから使ってください。 試した版は Herdr app 0.1.10・herdr-core(hc)0.1.15(2026-10-31)です。mod を作らせたのは Claude Code 2.1.316(Sonnet)、担当は Claude Code(Haiku)と agy 1.4.12 です。 公開したかんばん このかんばんは zun-tools/herdr-kanban で公開しています。設定と手順書(roles.md)の書き方は README にあるので、自分の仕事に合わせて書き換えてください。 ! かんばんを1文の骨組みから育て、担当どうしの知らせで流すところは、この回で見られます。 人の mod は、読んでから入れる 公式の注意では、mod は信頼されたコードとして動き、プログラムの実行や通信に1回ずつの確認の画面はありません。公式は「入れる前に読み、自分で実行するシェルスクリプトと同じに扱う」よう勧めています。 自分で作った mod は配れます。AI に RECIPE.md(空のフォルダから作り直せる説明書)を書かせ、公開リポジトリに topic herdr-mod を付けて push します。公式サイトによると、これで Community の一覧に載ります。 まとめ Herdr app でも、見るのは Agents 欄の Needs you と赤い「!」だけ。TUI とは群れが別々で、併用できます hc run で AI が AI を起こし、hc send で返事を受け取れます mod は ~/.config/herdr-app/mods/ の JS で、保存すると画面が変わります。AGENTS.md を読ませてから1文で頼みます mod は herdr の口(状態を読む・タブを開く・hc send)を持つので、AI の担当が知らせ合うかんばんまで作れました。人が出すのは承認の一言です 動画で見たい方はこちら → youtu.be (返事待ちの1体を見つけて答える場面から) 各回の動画 アプリでも、同じように飼える(入れ方・Needs you・TUI との違い) 欲しい画面は、頼むだけで作れる(mod・かんばん) 参考リンク 公式サイト: herdr.dev ダウンロード: herdr.dev 頼み方のガイド: herdr.dev mod の仕組み: github.com/herdrdev/herdr-app/blob/master/docs/mo… mod の安全: github.com/herdrdev/herdr-app/blob/master/docs/se… 変更履歴: github.com/herdrdev/herdr-app/blob/master/CHANGEL… hc のコマンド: github.com/herdrdev/herdr-core/blob/master/docs/c… 共有の一覧: herdr.dev ・ herdr.dev Antigravity CLI: antigravity.google 公開したかんばん: zun-tools/herdr-kanban
Herdr native app is very cool. I use my AI agents mostly via the terminal and now this thing offers a sleek, highly customizable UX around them. herdrdev/herdr-app
Herdr has released native app herdrdev/herdr-app comments #github.com
Windows + WSL2にHerdr Appをセットアップする はじめに Herdr Appは、ターミナルやコーディングエージェントをまとめて扱えるデスクトップアプリです。今回はWindowsにアプリを入れ、SSH経由でWSL2(Ubuntu)上の開発環境を使います。 1. WSL2を準備する WSL2、Ubuntu、SSH、開発用CLIのセットアップは、次のOrca記事と同じです。手順はそちらを参照してください。Orca本体のインストールと接続設定は不要です。 zenn.dev WindowsからUbuntuへSSH接続できる状態まで準備し、公開鍵認証も設定しておきます。 ! 今回の環境では、Herdr AppからのSSH接続はパスワード認証ではうまくいかず、公開鍵認証を使う必要がありました。リンク先の「公開鍵認証で接続する」まで設定してください。 2. WindowsにHerdr Appをインストールする WindowsのPowerShellで、公式のインストールコマンドを実行します(Windows x64向け)。 irm releases.herdr.dev | iex インストール後、スタートメニューからHerdrを起動します。 3. WSL2へ接続する Windows側の C:\Users<Windowsのユーザー名>.ssh\config に接続先を追加します。既存の設定がある場合は末尾へ追記してください。 Host wsl HostName localhost User <Ubuntuのユーザー名> Port 22 IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519_orca_wsl IdentitiesOnly yes IdentityFileには、Orca記事で作成したWindows側の秘密鍵を指定しています。別の鍵を使う場合は変更してください。 PowerShellで接続を確認します。 ssh wsl Ubuntuへ接続できたら exit で戻ります。 接続先でターミナルを動かすため、Ubuntu側にも herdr-core が必要です。Ubuntuのターミナルで、公式のインストールコマンドを実行します。 curl -fsSL releases.herdr.dev | sh インストーラーからPATHの追加を案内された場合は反映してください。 Herdr Appの Settings → Machines またはサイドバーの Add machine から、SSHの接続先 wsl を追加します。SSH設定からのホスト選択に対応しています。詳しくは公式READMEの接続手順を参照してください。 4. Ubuntu上でエージェントを起動する 追加した wsl のスペースを開き、ターミナルで作業ディレクトリへ移動します。 cd ~/projects/<リポジトリ名> uname -a Linuxの情報が表示されることを確認し、インストール済みのエージェントを起動します。例えばClaude Codeなら次のとおりです。 claude これで、WindowsのHerdr AppからUbuntu上のプロジェクトを操作できます。 スペース・タブ・ペインの基本操作は公式README、エージェントを使った設定変更の例は公式ガイドを参照してください。操作コマンドとショートカットは Ctrl+Shift+P のコマンドパレットで確認できます。 補足:Windowsのブラウザーを開く WSL側のCLIからWindowsの既定ブラウザーを開くには、wslviewを使います。Ubuntuでインストールします。 sudo apt update sudo apt install -y wslu Ubuntuの ~/.bashrc に次を追記します。 export BROWSER=wslview Herdr Appで開いたUbuntuのターミナルで設定を反映し、ブラウザーが開くことを確認してください。 source ~/.bashrc "$BROWSER" example.com BROWSER を参照するCLIは、この設定でWindowsのブラウザーを利用できます。起動済みのCLIには設定が反映されないため、設定後に起動し直してください。 補足:日本語のフォント幅 日本語の表示では、フォント幅がおかしく見える箇所があります。 日本語の文字間隔が不自然に広がっている例 次の投稿では、JetBrains Monoと日本語を統合したフォント UDEV Gothic を使うと表示が落ち着いたと報告されています。フォントのフォールバック時の文字幅計算に問題がある可能性も挙げられていますが、原因は推測です。日本語の表示が崩れる場合は、UDEV Gothicへの変更を試してみてください。本記事の環境での改善効果は未確認です。 x.com
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This new GUI looks awesome, however it's not clear how to do the agent integration? With the TUI I installed the skill via `npx skills add herdrdev/herdr --skill herdr` and the agent knew what I was talking about when I said herdr, now I have to tell the agent 'Read `herdr-app --skill` and ...' - seems like extra steps?
Herdr has released native app herdrdev/herdr-app (news.ycombinator.com)
ohhhh a herdr native app you say? herdrdev/herdr-app