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Windows 11 HomeでRDP(リモートデスクトップ)を有効にする方法【2026年版】 :::note info この記事は、筆者が Zennに投稿した記事 の転載です。 ::: はじめに Windows 11 Homeエディションでは、リモートデスクトップの**ホスト機能(接続される側)**が標準で無効になっています。 本記事では、「RDP Wrapper」を使用してWindows 11 HomeでRDP接続を受け付けられるようにする手順を解説します。 ⚠️ 注意事項 :::note alert この方法はMicrosoftの公式サポート外です。以下の点をご理解の上、自己責任でお願いします。 - Microsoftのライセンス規約に抵触する可能性があります - Windows Updateにより動作しなくなる場合があります - 業務利用の場合は、会社のIT部門や上長に確認することを推奨します ::: 正規の方法は「Windows Proへのアップグレード(約13,000円〜)」です。 必要なファイル 以下の2つをダウンロードします。 1. RDP Wrapper本体 ダウンロード先: <github.com/stascorp/rdpwrap/releases/tag/v1.6.2> → RDPWrap-v1.6.2.zip をダウンロード :::note info RDPWInst-v1.6.2.msi は動作しません。必ずZIP版を使用してください。 ::: 2. 最新のINIファイル ダウンロード先: <sebaxakerhtc/rdpwrap.ini> → 緑の「Code」→「Download ZIP」、または以下から直接ダウンロード: raw.githubusercontent.com <raw.githubusercontent.com> インストール手順 Step 1: ウイルス対策ソフトの除外設定 RDP WrapperはWindows Defenderや他のセキュリティソフトに「HackTool」として検知されることがあります。これはウイルスではなく、Windowsの制限を回避するツールであるための誤検知です。 Windows Defenderの場合(PowerShellを管理者実行): Add-MpPreference -ExclusionPath "C:\Program Files\RDP Wrapper\" 他のセキュリティソフトの場合: 各ソフトの設定画面から C:\Program Files\RDP Wrapper\ を除外リストに追加してください。 Step 2: RDP Wrapperのインストール 1. RDPWrap-v1.6.2.zip を解凍 2. 解凍したフォルダ内の install.bat を右クリック → 「管理者として実行」 3. コマンド画面が表示され、完了したらキーを押して終了 Step 3: 動作確認(初回) 解凍したフォルダ内の RDPConf.exe を実行し、状態を確認します。 | 項目 | 正常な状態 | | --- | --- | | Wrapper state | Installed(緑) | | Service state | Running(緑) | | Listener state | Listening(緑) | Listener stateが「Not listening [not supported]」の場合 → Step 4へ進んでください。 Step 4: INIファイルの更新 Windowsのバージョンに対応したINIファイルに差し替えます。 4-1. Remote Desktop Servicesを停止 net stop termservice /y :::note info 停止できない場合はPCを再起動してから、再起動直後に上記コマンドを実行してください。 ::: 4-2. INIファイルを差し替え ダウンロードした rdpwrap.ini を以下のフォルダに上書きコピー: C:\Program Files\RDP Wrapper\ 4-3. Remote Desktop Servicesを再開 net start termservice Step 5: 最終確認 RDPConf.exe を再度実行し、すべて緑色になっていればOKです。 接続テスト ローカルでのテスト RDPCheck.exe を実行すると、ローカルでRDP接続のテストができます。 他のPCからの接続 1. 接続する側のPCで「リモートデスクトップ接続」を起動 2. コンピューター名に対象PCのIPアドレスまたはコンピューター名を入力 3. 接続 ファイアウォール設定(必要に応じて) RDPポート(3389)を許可する場合: netsh advfirewall firewall add rule name="Remote Desktop" dir=in action=allow protocol=TCP localport=3389 トラブルシューティング Q. Listener stateが「Not listening」のまま 原因: INIファイルがWindowsのバージョンに対応していない 対処法: 1. <sebaxakerhtc/rdpwrap.ini> から最新のINIファイルを取得 2. Step 4の手順でINIファイルを差し替え Q. サービスが停止できない 対処法: PCを再起動してから、再起動直後にコマンドを実行 Q. ウイルスとして検知される 原因: セキュリティソフトによる誤検知 対処法: セキュリティソフトの除外設定に C:\Program Files\RDP Wrapper\ を追加 Q. Windows Update後に使えなくなった 対処法: 最新のINIファイルをダウンロードして差し替え セキュリティ対策 RDPを有効にすると、外部からの攻撃対象になる可能性があります。以下の対策を推奨します。 | 対策 | 説明 | | --- | --- | | 強力なパスワード | 推測されにくいパスワードを設定 | | NLA有効化 | RDPConf.exeで「Network Level Authentication」を選択 | | ファイアウォール | 特定のIPアドレスのみ許可 | | VPN併用 | 可能であればVPN経由でのみアクセス | まとめ Windows 11 HomeでもRDP Wrapperを使用することでリモートデスクトップ接続が可能になります。 ただし、非公式な方法であるため、Windows Updateのたびに動作確認とINIファイルの更新が必要になる場合があります。安定した運用が必要な場合は、Windows Proへのアップグレードをご検討ください。 参考リンク - RDP Wrapper (GitHub) - 最新INIファイル (GitHub)